厳しくなった確認申請なしでできる減築平屋リノベをご存じですか？

こんにちは。AGING WELLの野澤星羽です。
ここ最近南大阪でも増えているのが、住まいのリノベーションです。リノベーションは、ただ表層の見た目をリフォームしたり、設備機器を交換するリフォームだけでなく、間取りを今の暮らしに合わせて変えてみたり、断熱性や耐震性の改修をするなど大幅に暮らしの質を向上させる大規模な工事のことを言います。

戸建てにおけるリノベーションの多くが二階建てをそのままリノベーションしますが、2025年4月の法改正で築年数の古い家は確認申請が通りにくくなり、リノベーションのハードルが高まりました。できると思っていたものが思いのほか時間とコストがかかり諦めるというケースも少なくはありません。

そこで、皆さんは戸建てリノベーションで二階建てを減築して平屋化することもできるということをご存知でしょうか？

実はこれ、ただの間取り変更やリフォームではなく、家の構造そのものを整えながら暮らしやすさを大きく改善できる方法なんです。そしてもうひとつ大きなメリットが、条件を満たせば「建築確認申請なし」で工事ができることです。専門的な話のようですが、仕組みは意外とシンプル。今日はわかりやすく解説しながら、平屋化リノベの魅力をご紹介します。

減築とは？

いらない部分を手放し「これからの暮らし」に合わせる選択

減築とは、建物の一部を減らしてコンパクトにするリノベーションのこと。特に多いのが 「2階を無くして1階だけの平屋にする」ケースです。

• 2階がほとんど使われていない
• 階段の上り下りが負担
• 家全体の光熱費を下げたい
• 管理の手間を減らしたい

こうしたお悩みに、減築はとても相性が良い方法です。

平屋にすると確認申請が不要になるケースがある理由

実は建築基準法では、建物の一部を壊す 「減築」だけを行う場合、建築確認申請が不要になることがあります。

でも、ここがポイント。

● なぜ申請なしでできるの？

確認申請が必要になるのは、主に 「建物を新しく作る」「大きくする」時です。逆に、建物を小さくする（＝減築）場合は、多くのケースで申請対象外となります。ただしそのためには条件があります。

■ 申請が不要になる主な条件

以下は一般的な目安です。

□構造に大きな影響を与える増築を伴わないこと
平屋にする＝上の階を撤去するだけの場合は、原則問題なし。

□減築後に既存不適格を悪化させないこと
昔の家が現在の基準に合っていなくても、悪化させなければ工事は可能です。

□減築後平屋で200㎡以内に抑えること（約60坪以内）

ただし、「この条件に当てはまるかどうか」は専門的な構造判断が必要です。

■ つまり…

2階を取り払って、今の暮らしに合った“平屋”をつくる工事なら確認申請なしで進められることが多い。

その分
• 手続きが早い
• 設計期間も短縮
• コストも抑えやすい

といったメリットがあります。

平屋リノベはただ壊すだけではありません

減築は建物を小さくするだけだから簡単…と思われがちですが、実際は違います。

野澤工務店が行う工事は
• 構造のバランスを整える
• 耐震性を確保する
• 明るさ・通風の改善
• 必要な断熱補強
• 新しい暮らしに合わせた動線の見直し

など、総合的に家を整える大規模リノベーションです。
見た目だけでなく、家の“中身”からしっかり整えることで、安全で快適な平屋リノベになります。

こんな方におすすめです

• 高齢になり暮らしやすい家にしたい
• 1階だけで生活が完結する間取りにしたい
• 2階の荷物部屋がずっと気になっている
• 光熱費を抑えたい
• 管理の手間を減らしたい

減築は、「暮らしの負担」を軽くする選択として、特に40代〜60代の方によく選ばれています。

平屋リノベのご相談はお気軽にどうぞ

野澤工務店では、現在の建物を確認し、申請が必要かどうかも含めて無料で診断しています。
平屋の暮らしに興味がある方、減築について知りたい方、費用や期間のイメージを掴みたい方どうぞお気軽にご相談ください。

家は小さくすると、もっと暮らしやすくなる。

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