こんにちは。
野澤工務店の野澤万里です。

先日、東京で開催されたパッシブハウスジャパン全国大会にて、登壇の機会をいただきました。全国から建築関係者が集まるこの全国大会で、僕がお話ししたテーマは「壊さずに、整える。」。実家をリノベーションし、パッシブハウスに挑戦した住まいについての発表でした。会場は東京証券会館ホール。約250名の建築関係者が集まる中で、30分の発表をさせていただきました。正直なところ、全国大会という舞台でお話しするのは少し緊張もありましたが、こうして実際の家づくりの経験を共有できたことをとてもありがたく思っています。

実家を壊さず、整えるという選択
今回の発表は、僕自身の実家をリノベーションし、パッシブハウスに挑戦したプロジェクトについてでした。高性能住宅の世界では新築が前提になることが多いと思いますが、今回僕が取り組んだのは、壊すのではなく整えるというアプローチでした。古い家をすべて壊して建て替えるのではなく、残せるものは残しながら性能を整えていく。断熱や気密、設備を見直し、暮らしの質を上げていく。既存住宅でも、手を入れることで家は大きく変わります。その挑戦を、自分自身の暮らしの中で実験しているようなプロジェクトでもあります。

実際に暮らしている家のデータ
今回の発表では、室温、絶対湿度、相対湿度、暖房の稼働状況、太陽光発電、空調の電力消費など、実際に暮らしている家の実測データを紹介しました。性能の話はどうしても理論だけになりがちですが、僕は実際に暮らしてどうなっているのかということが一番大事だと思っています。数字の先には日々の暮らしがあります。今回の発表では、そんなリアルな部分も含めてお話しさせていただきました。
家づくりは、生き方の器
僕は普段から、家づくりは生き方の器だと思っています。耐震や断熱、気密、素材などはどれもとても大切ですが、それはすべて家族が安心して暮らすための土台です。性能のための家ではなく、暮らしのための家。今回の発表では、そんな思いも少しお話しさせていただきました。
発表を終えて
発表後には「とても良かったよ!」「実測データがリアルで参考になりました」など、いろいろな方に声をかけていただきました。こうして全国の建築関係者の前でお話しさせていただけたことは、僕にとってとても貴重な経験でした。関係者の皆さま、本当にありがとうございました。そして実はこのあと、懇親会で思いがけない出来事がありました。そのことについては、また改めて書こうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた。


