土間の家│熊取町

2024.02.06

玄関から続く長い土間が家の内と外を緩やかにつなぎます。玄関であり、リビングの一部でもある土間空間で子どもたちが駆け回り、家族の笑い声が響く。ささやかで素敵な日常が思い浮かびます。

三角屋根と自然素材のファサード

白塗りの杉板がアクセントに

標準仕様としていつも使っている「漆喰」と「木」だけのシンプルなファサードですが、白塗りにすることで海外の雰囲気を出しました。三角屋根と軒下のデッキ空間はご夫婦が絶対にやりたいと特にこだわった場所です。愛車のハイラックスサーフがとてもよく似合います。

魅せる土間

お気に入りを眺めるギャラリースペース

ご主人が特にこだわったのは、土間の一角にあるギャラリースペースです。ここではご主人が趣味で収集している古着や雑貨をAGING WELL製作のショーケースに入れて飾っています。家を訪ねてきた人たちにもよく見えるようにと玄関の近くに設けています。レコードの心地よい音楽を聴き、お気に入りの洋服や小物を眺めながらコーヒーを飲むのだそうです。

日の光を暖房に

光を取り込む吹き抜けの窓

分譲地の中に建つ「土間の家」は東側が道路、南・北はお隣のお家が建つことが決まっています。本来なら南側に大きな開口を設けたいところですが、お隣の壁を眺めながら過ごすのは嫌なので、吹き抜けに高窓だけをつけることにしました。高度の低い冬場の太陽光はしっかりと取り込んで、高い位置から差し込む夏の日差しは大屋根の軒を使ってカットします。消費エネルギーを抑えて光熱費削減につながる工夫です。

HOUSE DETAIL

住宅概要 注文住宅
土地面積 165.00㎡(49.91坪)
建物面積 101.84㎡(30.80坪)
建築地 熊取町
間取り 3LDK
キッチンタイプ セミオーダータイプ
断熱性[UA値] 0.38W/(㎡・K)
気密性[C値] 0.04㎠/㎡